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頭のなかで誰かの声がするおはなし。

03 16, 2011
作家の森見登美彦氏の区切りかたが分かりやすくてナイスなので真似してみる。

   ○

どうも僕の頭のなかでは音声がベースになってものごとを考えているらしい。

喩えるなら、頭のなかで誰かが文章を音読している“ような感じ”、口に出すまえに1回頭のなかで練習している“様な感じ”。また、音を画像や文字に置き換えるのがスムーズに行かなかったりもする。

自分で文章を作るときなどはこの脳内読み上げがより一層顕著になる。もちろん僕の頭のなかで。

こんなにくどいくどい文章ですらちゃんと音声変換されているのだから驚きである。もうちょっと何とかならなかったのか。

声の主をあまり意識することはないが、がんばれば特定のCVをあてることも(多分)可能だ。繰りかえすけど脳内で。

あまり特定の中の人を信奉しているわけじゃないけれど、おそらくウェブラジオを配信したり長めの原稿を読むくらいの分量があればだいたい何とかなる、と思われる。

その結果どういうことが起こるかというと、頭のなかで響いたっきり実際に口に出すのを忘れてしまったり、とか。あるいは、いま考えているのが口に出した言葉なのか頭で思っただけの言葉なのか忘れてしまったり、とか。

寝不足のときなどはこうしたことが稀によくある。独り言をつぶやき始めたら赤信号だな。

直前まで読んでいた文章の特徴やクセが伝染るのも、きっとこの性質が原因だと思う。

   ○

で。

ここまでの性質というか体質は、べつに特殊でもなんでもない。たぶん「音をベースに考えること」自体は多くの人に共通しているだろう。

生まれたての赤ん坊も目は見えないけど耳は聞こえてるらしいしね。英会話もまず耳から始まる。読み書きはそのあとだ。

とはいえ誰かにアンケートをとったわけでもないし、そもそも自分の主観だって脳みそを開いて見るわけにいかない。だからこの文章だって憶測の嵐だ。「たぶん」「だろう」「だと思う」のオンパレードだ。

ところが聞いた話によると、世の中には画像をベースに考える人も存在するらしい。

いわゆる「写真のように教科書をまるごと覚えてしまう」というウソだか本当だかわからない話もこの手の人たちらしい。

こういう思考の違いを簡単に確かめる方法はないか。例えば瞬間的な思考力や判断力はどう違うか。

もし差があるなら、それを利用してなにか面白いことはできないか。

また、もしこの話が本当なら、ぜひ1度その「映像の思考」を体験してみたいと思う。もしできても確かめようがないけど。

今度は白昼夢を見そうで心配だw
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1 CommentsPosted in 日記
1 Comments
By ふじじ03 16, 2011 - URL [ edit ]

本を読む時脳内で[読み上げていない人]は画像や他の手段で思考や認識する人だとかいうのを聞いた事がある。

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